朝6時、目が覚めると廊下から何か聞こえてきました。
「た・・す・・けて・・・・・」
ギャー!!なに、なにーーー??
助けにいこうと廊下に様子を見に行くと、(足を骨折しているので遅い)
廊下にいたのは車椅子に乗ったおばあさん。
このおばあさんは、家に帰りたいから車椅子の安全ベルトを取ってほしい、
(安全ベルトがあると車椅子から立ち上がれない)
ちょっと、助けてよ。と、
「助けて、助けて」と一人で助けを呼んでいました。
自分が怪我をして病院に入院していることの理解が、難しいみたいです。
「私、家ですることたくさんあるんやけど、早く帰らないと」
「すいません、助けてください」
人が通るたびに声をかけます。
看護師さんが駆け寄って、何度も何度も同じことを伝えます。
「ここは、病院で、お医者さんが帰っていいよって言ってくれないと勝手に帰れないんですよ。
帰る時は娘さんが迎えにきてくれるからそれまで頑張って治しましょうね。」
大事なことは、否定しないこと。不安にさせないこと。
続く








