有益な人生とは。

アーユルヴェーダ基礎講座の初回授業では、「幸福な人生、不幸な人生」「有益な人生、無益な人生」について考える。という時間があります。

私はこの講義が大好きです。

自分の今までの人生、そしてこれからの人生を考える良いきっかけになってもらえるのでは?と思います。

終わった後や後日、生徒さんからも「深く考えたことがなかったので良いきっかけになった。できていなかったことをできる範囲でできるるようになりたいと思った。」など、フィードバックの多いテーマです。

有益な人生とは、

「あらゆる生物に好意をよせる、他人の所有物を羨ましがらない、真実を話す、平穏である、状況を察してから方策を講じる、軽率でない、人生の目的(徳、富、快楽)を矛盾しないように追及する、尊敬すべき人を敬う、学識と専門的知識と心の平穏に専心する。高齢者を敬う、愛着、嫌悪、嫉妬、酩酊、高慢という情動を抑える、さまざまな慈善活動を行う、つねに苦行と学識と平穏に尊信する、現世と来世の両方を気遣う、記憶力と理解力に恵まれている。」
チャラカサンヒター 総論

アーユルヴェーダを勉強しはじめた最初の頃に、このことを初めて本で読んだときは一人でふむふむ、そうかそうか、実践していこうと自分の中で思っていただけのことでした。それが今は講座をさせてもらって自分がアーユルヴェーダを教えるにあたってやはりこの部分を伝えたいと思いテキストを作りました。皆さんにほんの少しのきっかけを感じ取ってもらえるなら、

なんとうか、それは私にとって、とてもとても幸福で有益な人生なんですよね。

チャラカも私の先生ですし、生徒さんも私の先生です。

私に学識と専門的知識と心の平穏を与えていただきありがとうございます。

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